スーパーカートの予算

ここでは特に聞かれる事の多い予算について記載します。
まあレースですからピンきりなのは当然で、掛けようと思えば毎回車体エンジン新品で挑めば全日本に負けず劣らず予算を掛ける事は可能です。

実際、改造クラスのFC−1でうちと上位争いしていた方で1000万以上掛けられてる方も居られる世界ですね。
ちなみに前述のクラスでタイトル獲ったうちの長男坊の場合だと年初に人生初の新品TONYを投入したので予算オーバーでしたが
部品代等のチームへの支払いで200万少々、エントリー、GAS、足代等の活動費を入れても300万は行ってません。
ただうちは自分でミッション交換等までの9割以上のメンテナンスを自分で行っていたので、同様の活動を整備を全て委託していれば
プラス?00万以上は掛かっていたでしょうがね。

ここでは改造クラスのFC−1ではなくリーズナブルで一般的なFC−2クラス、チームメイトで昨年ルーキーイヤーでFC−2チャンピオン
大谷飛雄選手の例を交えながらご説明します。

車両代

当然ピンきりなんですが、中古車両で下は10万くらいから。
上はドライカーボンのフルカウルなんか付けたら300万オーバーの車も作れます。
大谷トビー号の場合はSL仕様を15万くらいで購入してこれにチャンバー、エンジン部品、デトネーションカウンター等の 電装系、
シリンダー、クランク等の主要パーツ交換、エンジンフルOHをして総額50万くらいのスタートでしょうか。
東日本等のシリーズで上位争いをしているFC−2車両もこの前後くらいレベルのマシンが多いです。

ちなみにフルカウルですが、重量増にもなるので、取り合えずは必要ありません。
例え最高速勝負になりがちな富士でも優勝争いは全然可能ですし、トビー号はセパレートカウルでした。


エンジンメンテナンス代

ピストンは毎回交換(部品代で1万弱)が基本ですが、サーキットによっては2レースくらいは引っ張れます。
プラグもかぶらせなければ2,3戦は行けるでしょう。
1年シリンダーもばらさずに通すツワモノも居ますが、参加型のエンジンセットになりますし、トラブればシリンダー約4万円
酷ければクランクシャフト(工賃込み約6万円)までゴミになりますのでお勧めしません。

前述のクランク、シリンダーは新品投入なら余程全国を駆けずり回らなければ1年通せるようです。
クランクケースはクランクシャフト、ミッションベアリングの管理、メンテナンスが行われていればYZで2シーズンは行けると思います。

シャーシ関連

ブレーキパッドやベアリング類、ドライブチェーンなんかはスプリントコースと変わらないと思います。
昨年下ろしたTONYなんかだと優秀でブレーキパッドは1回も変えてません。ドライブチェーンはFC−1でも3戦くらいは使いました。
スプリントと違って練習等も含めた走行時間は少ないのでね。まあ良し悪しですが。

ただブレーキに負荷が掛かるので、シャーシメーカーによってはブレーキのOHに手間が掛かります。
フロントにも付いてるので片効きすると危ないですしね。
TONY、CRG系の現行タイプは結構優秀でそれほど手間も掛かりませんが、ユーロやウインフォースなんかは大変です。

参戦コスト

エントリーフィー 1戦3万円弱(ピットクルー人数やサーキット共済会の有無によって前後します)

走行料 1走行3〜5000円 前日に30分2回前後の公式練習が入る事が多いです。(筑波は少なめ)
筑波以外はサーキットライセンスが必要になるので、コース毎に2,3万のコストが掛かります。

メカニックフィー  希望によって雇う場合は1日2、5万円くらいから掛かります。足代、運搬等も含めてチームメンバーで割り勘です。
うちは半分くらいのレースに同行して貰いました。所属チームが世界GPの経験があるようなレベルなので、
下手にエンジン部品買うよりもメカニックにお金を掛けた方が成績が良かったりします。
私からしても結構魔法使いのレベルですね!

宿代 うちの場合はほとんどパドックでテント生活か車泊です。食事も持参でレトルト系で自炊したりしますね。
富士なんかはシャワールームもあるし、ロケーションも良いので結構快適です。
風が吹くと大変なとこですが(笑)
多くのベテラン達は温泉宿での前夜祭がメインで来ているような人も居ますがね。
さすがに冬場だと何処かに泊まりますが。もてぎだとキャンプ場のバンガローに皆で雑魚寝です!

他にはタイヤ、GAS代、足代とかは当然スプリントと変わりません。
ちなみにタイヤですが、予選一発にこだわらなければ2レース使ったりする事もあります。
東日本と富士シリーズ掛け持ちしている人なんかは、富士では中古を使い回している人も多いですね。
07でダブルチャンピオンを獲った選手はこのパターンだと思います。
筑波はタイヤの依存度が大きいコースなので中古は厳しそうですがね。

 

というところですが、完成されたFC−2のマシンがあったとしての年間活動費総額が100万あれば単独シリーズなら十分行けるでしょう。
しょっちゅう練習に行ってメカニックを毎回専属で雇って運搬まで頼むと直ぐ超えそうですがね。
自分でどれくらいのメンテナンスが出来るかでも違うのは当然ですが。

まあカートコースのように毎週走れるわけではないので、上限は知れてます。
逆に言えばこの環境で結果を残せないと4輪へ行っても同じ流れですので上を目指すならこの経験は必ずプラスになります。


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