すずきファクトリー流耐久プロジェクト

あくまで個人的見解ですので、参考程度にしてください。

持ち物 

ラップチャート

ストップウオッチ 3〜4個(メイン以外は積算タイプの安物でOK)

バインダー(走行時間管理のストップウオッチを貼り付けるものです)

サインボード(ピットインボード兼用)

ストッパーボード(うちはたまたま鈴鹿の耐久等で某チームが使ってたのを持ってるので一応持っていくだけです)

ハンドルカバー(凄い寒いと普通のレーシンググローブでは手がかじかんでしまいます。スキー用ではすべって扱いずらい様なので、自転車用のハンドルカバーが効果てき面です。でもカッコ悪いですよ!)

タイヤ交換用スタンド(うちではフロント用は角材を組んだ物、リヤ用はオートバイのフロントスタンドを加工したものです。皆さん、タイヤの上に上げたり、パワーのあるお父さんはそのまま整備用スタンドに上げたりしてます。ちなみにうちのは貸し出し可ですので、お申し出ください。どうせ1台づつしかタイヤ交換出来ませんので)

タイヤ交換用工具、Tレンチ(フロント用2本、リヤ1本→インパクト使用の時)

監督としての心がけ、指導方針

まずここで監督と言う定義ですが、特に定める必要はないかもしれません。

ただ必然的に、一番経験のあるTOPカテゴリーの親子が、経験の少ない親子を牽引してあげなければいけないと言うことです。(別に威張れ、と言う事ではないので念のため!笑)

レギュレーションの冒頭にもありますが、うちが昨年当日のチーム全体ミーティングで言ったことは「皆が同じように頑張ってやっているのだから、誰かが遅いから!とか、スピンしたから!とか、マシントラブル等でロスしなければ、勝ってたのにー!なんて事を言って責めることの決して無いように。誰もが好きでトラブルのではないのだから、誰かがトラぶったらその分を自分や他のドライバー達が補って、皆で頑張るんだぞ!判ったかー!」です。

たぶん余程の経験者で無い限り、(親子共々)自分のところのせいで、皆の足を引っ張ったらどうしよう、とプレッシャーにさいなまれているのですから、少しでもそのプレッシャーを開放してあげる事が一番だと思います。(自らの責任逃れも含めてです!笑)

うちなんかは昨年、チームメイトがトラブルで2,3LAPのロスをしてくれて、少しプレッシャーから開放されて一安心でした。その後の次男坊の接触コースアウト(3コーナーイン側に乗り上げてしまった)を起こした時にどれだけ救われた事か。

まあプレッシャーから開放されたいあまり、チームメイトのトラブルを期待するのも考え物ですが、それぐらいの余裕?が欲しいと言う事でご理解ください。

作戦、組み立て

まずハンデキャップの計算方法ですが、レギュレーション通りの最大限多く周回できる組み合わせ、ローテーションで走ったとして計算されます。

即ち、タイム的に下位のドライバー(2〜3人)が最低限の時間しか走らず、TOPカテゴリーのドライバーが最大限走る事を前提に計算されますので、チームとしては、如何にギリギリでの交代ローテーションを組めるかがキーポイントとなります。

ここで大事なのは、チーム全体の方針として、勝ちにいくか、全員の経験値を上げて楽しむ事だけに主眼をおくかを有る程度決めなければいけません。要は作戦を仕切る?監督のうちのドライバーが一番速い訳で、お前の所は遅いので、うちが一杯走る、と言うことになってしまうので、(結果論的に)注意が必要です。

個人的な昨年の反省としては、遠慮をしてビギナードライバーを3、4周ずつ多めに走らせた為に、ぎりぎりで表彰台に乗れませんでした。もう少しシビアにやってでも表彰台に乗せてあげた方が良かったかなあと思っています。去年のチーム編成だとうちの長男坊と最下位のドライバー(ちなみにそのドライバーは1年で大躍進を遂げ、昨年の最終戦オープン50のポールシッターになってしまった秋葉直也選手!)とのタイム差が10秒近かったので、3周のコントロールでも、トータル周回数が1周以上違いましたので。

ここでは勝ちに行くことを前提にして、説明します。まず、バインダーにストップウオッチを(3台編成なら2個)貼り付け、ママヘルパーに下位ドライバーの走行時間の管理をしてもらいます。ここで大事なのは1回目の走行時間をクリヤーにせずに、2回目も一時停止しておいたそのドライバー専用のストップウオッチで継続し、そのドライバーのトータル走行時間を判り易くして、逆算してピットサインを出します。

耐久の基本的な考え方として、今回の様に3時間トータルでの走行時間でレギュレーションが決まっている場合、後半のトラブルのリスク回避の為に、前半の走行をなるべく多めにした方が良いです。ただし、ドライバーの経験、体力によって判断をしないと、ガソリンがもつからといってむやみに走らせてもトータルタイムも含め、リスクが高くなりますので、あくまでケースバイケースと言う事でご理解ください。

参考までに昨年のスタートドライバーの長男坊は75LAP周回しました。以降のドライバー達も35分中、半分ではなく、20分少々を目安にピットインしております。お陰で後半のトラブルも最低限のロスで回避出来ました。

タイヤ交換ですが、タイヤ交換時間等も走行時間に含まれるので、基本的には下位ドライバーの方が効率的です。事前の公式練習でチーム内の役割分担を決めて練習をした方が良いでしょう。ちなみにリヤホイールのナットはうちは自作でロングナットを作りましたが、せめてワッシャーが一体式のフランジナイロンナット(在庫所有しています)を用意した方が良いでしょう。

あとはドライバー達に、一発タイムはいらないので、マージンを取りながらコンスタントに周回することを意識させるくらいですね。なんだかんだと言っても、ノントラブルで走ったチームが一番速いのですから。

マシンメンテ的には何と言ってもチェーン外れ対策につきます。後はブレーキ周りですかね。これは先輩パパメカが見てあげましょう。

なんて、取り合えず思いつきで色々書いてしまいました。一応過去にロードレースチームとの契約時代、チーフメカニックとして鈴鹿の4耐、筑波、SUGOの3耐での優勝経験もあるので、そんなに間違ってないと思いますが、あくまで参考程度にしてください。

ちなみにF1のTOPチームは当然ながらもっと凄い管理をしています。まあ私から見ても「何やってんだー」みたいなチームもありますが(ほんとか!笑)ホビー派のうちは別として、将来うちの子はTOPフォーミュラーorGTドライバーでルマン24時間耐久だー!なんて 頑張っている親子はこれぐらいの管理はされた方が勉強になると思います。


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