シャーシーセッティング

 

シャーシー

以下は中井セットの一部抜粋ですが、全体的なセッティング変更の考え方はもう眠たいので、改めて書きます。

レオンに限らず、カートは右側にエンジンがある為、左コーナーでは外側に過重が掛かり易く、リフトもし易い訳ですが、中井では2コーナーと下りのショートストレート後の左ヘアピンが特に外側に過重移動が激しく、桜土浦のレオンタイヤセッティングで市販タイヤを履いて走ると、横転と格闘しなければいけません。

対策としては、シート位置を左側に寄せる、右側のトレッドを広げる、右フロントのキャンバーとキャスターをあまり寝かせない事でしょうか。

当家は今年オープン50でダンロップの86を履いている為(これは単に知り合いのチームからお下がりをただで貰えるので使っていますが、バランス的には83の方がパワーも食われずに良いと思います。直線は遅いです!)リヤシャフトを右側に1センチ寄せて、トレッドをシャフト端面から2〜3センチ出しています。ただレオンのレギュレーションでは15ミリとなっていますし、2センチ以上だと、ハブの閉めシロがギリギリなので、お勧め出来ません。やるとしても注意が必要です。(オープン50のみですよ!)

更にキャンバーを上下の偏芯カラーをメ一杯ポジキャン方向(逆ハの字)に、フロントのトレッドも一番外側にセッティングしています。

タイヤエアー

前述の様にタイヤの種類、ドライバーレベル、総重量、路面温度等によって違いますが、一般論的に記載しましょう。理論的には2輪のタイヤ開発に関わった経験からもあるのですが、どれほどカートに関連性があるかは未だ手探り状態です。

ここ3年で培ったもの、その間に教わった事なども含めて説明します。特にお世話になったのは、某タイヤメーカーでのタイヤ開発に関わっておられるデーターロガーのミューテックの栗原社長、親友でもある2輪のレーシングチームDinky Racingの坂井氏(元はカートのDinkyに在籍し現在は2輪チームとして独立)です。諸先輩方で異論反論等ございましたら、是非お寄せください。

タイヤの空気圧を考える時にタイヤのケーシング剛性が大きく関係します。剛性が低い場合は高めに、高い場合は低めに設定します。

ドライバーのレベルが高い時、総重量が重たい時は、高めに設定します。

路面温度に対しては、低い時で周回数が少ない時には、かなり高めに設定するようです。そうすると初期の暖まりは早いですが、温度が上がって来た時の垂れは早いです。

測定方法の注意点

空気圧は当然空気(分子構造)の圧縮、集まり具合で変わるわけですが、その分子構造上、内圧が安定するのに時間が掛かります。特に空気圧を変える(下げる)落差が大きい程、時間を要します。

タイヤを組替えた時はビートを上げる為、5〜6,0位までは上がってますよね。それを一気に1,0まで落とすと、内圧が安定するのに1分以上は掛かるでしょう。仮にこういう状態で、即時に測定を終了してしまうと、場合によっては1,5位まで上がった状態でコースインなんて事も有り得ます。

と言う事から、サーキットサービス等でタイヤを組替えた時にユーザーに渡す段階では、指定空気圧の1〜2割増し程度に設定しているようです。(ロードレース2輪の場合、だいたい2、0前後ですから、2,2〜2,4程度)

カートの場合は1、0前後ですが、当家の86タイヤに合わせてここでは0,9と仮定しましょう。うちでは出発前に1,1に合わせて出かけます。到着後、0,95にしてから、走行直前に0,9に合わせます。それでも1度走行すると温度が上がって下がる為、分子構造(構成)が変わって若干上がりますので、再調整が必要です。

また初期の温度、気温によって設定が当然変わりますので、エンジン、キャブと合わせての気温管理も重要です。特に夏場で炎天下に置かれる事の多いカートでは、0,1位は直ぐ変わりますので、管理が必要です。

ワークスチームやF1等では窒素ガスを封入する事がありますが、これは内圧の安定が早い、温度変化による内圧変化が少ない、エアー漏れが少ない事で使われるようです。ですので使用するにあたっては、走行時に合わせる為、若干高めに初期設定する必要があります。

チェンシン

レオンタイプ、市販タイプ共、剛性的には同様でコンパウンドの違いだけの様ですので、ほぼ同様で大丈夫だと思います。

剛性がかなり高いので、0,8が基準になると思います。1,0だと明らかにグリップが下がるようです。場合によっては0,7までは下げられるでしょう。ただレオンタイプの場合は、コンパウンドが硬いので、内圧を下げる事によってタイヤをしならせて、リフトさせて走る事でグリップを上げる傾向なので、一般的な考え方と違い特に重要です。

レオンタイプでウェット路面を走る時などは、0,5まで下げた事があります。どちらにしてもグリップはたかが知れてますが。

ダンロップ83,86

大人用のカートだと、1,0が基準になるようです。ミッションカートのドライバーに聞くと、温間時で1,1を超えると垂れが早いので、0,9に合わせているとの事でした。これもそれぞれの諸条件によって変わりますが、路面温度が低く、一発タイム測定の時は、1,5位まで上げて走る事もあるようです。

当家では(86)路面温度が低い時は0,9、高い時は0,8に設定しています。レオンカートに86なんて非常識なタイヤを履くと、総重量とゴムの特性からか、温まるまでに中井ICで10周程は要しますのでドライバーも大変な様です。

レインタイヤSL94

レインタイヤは溝のエッジで踏ん張る為、ドライよりも高めに設定します。高めでは1,5位まで上げるようですが、うちではテスト走行で1,2に落ち着きました。

気をつけなければいけないのは、ドライがチェンシン指定のクラスです。当然トレッドは狭め、キャンバーもリフトし易い様にネガティブ方向(ハの字)に寝かせていますが、ハードウェットならまだしも、一般的なウェット、ましてやセミウェット状態だとグリップが良すぎて即座に横転です。

例としては前述のドライダンロップ仕様であれば、当家はそのままタイヤ交換のみで対応出来るようです。うちの練習での参考タイムですが、普通の雨でも1秒からせいぜい1,5秒落ちで走れました。(中井で25秒0)


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